「夢を見ていないで、現実を見ろ」
こんな風に言われたことはないでしょうか?
ハッキリとそうは言われていないにしろ、多くの人が同じようなニュアンスで言われたことはあると思います。
私は中学生の時、プロ野球選手になることを夢見ていました。進路を決める際も、まだ夢を諦めたくないと言う思いがあり「野球選手」と書きました。
「プロ野球選手」と書かなかったのは、親と相談して、「プロにならなくても野球は続けられる」と言う結論に至り、「野球選手」と書いて提出したのです。
しかし、担任の先生にはその意図が伝わらず、「野球選手ともう一つなりたいものを書いてきてください」と言われました。
言い換えれば、「夢を見てないで現実を見ろ」と言うことです。
当時、私に固い意志はなかったようで、簡単にその言葉を受け入れてしまい、別の進路を取り入れました。
私はプロ野球選手という夢に敗れたわけではなく、挑戦することをやめたのです。
今思えば、なんでそんなに簡単に受け入れてしまったんだろうと、少し後悔しています。
ちなみに、プロサッカー選手の三浦知良選手は、学生の頃に、先生に私が言われたことと同じようなことを言われました。
「お前がサッカー選手になるのは99%無理だ」と
当時のカズ選手はこう返しました。
「1%あるんですね、充分です。」
この話を聞いた時、すごいなと思いました。
たとえ可能性が低くても、0ではない。そこの掛けたのです。
カリスマホストのローランドさんは大学を数日で中退しています。その理由をあるテレビ番組でこう語っていました。
「数年先が見えてしまったから。先は見えないほうが面白い」
普通に卒業して、企業に就職し、定年まで働く。そんな未来が見えてしまった直後から彼は動き出しています。
一流の人は早い段階から自分で考え決断する力を持っています。
自分より歳を重ねた大人だからと言って、正しいことを言っているとは限らない。
それはあくまで、その人の考え方であって、自分には別の正しい答えがあるかもしれないのです。
自分自身で情報を集めて、勉強して、選択して、その過程で誰かに相談したとしても、最後は自分で決断しなければいけない。
若い方にはより早い段階で、自分で考え決断する力を身につけてほしいと思います。
音楽を本気で仕事にしたいと考えている人の周りには特に、「現実を見ろ」「世の中そんなに甘くはない」という人が必ずいます。
本気な人は、皆それをわかっていて、わかっているから諦めるのではなく、より努力をしようとするのです。
安定とか、食べて行くことを優先して仕事を選ぶ人がほとんどです。しかしそれも辛いことで、結果、病んでしまう人も多いです。
どの道を選んでも辛いことならば、やりたいことや夢に向かう道を選んだほうが、より豊かな人生になると思います。
それを信じて私は前に進んでいこうと思いますし、同じように前に進もうとする人たちの力になりたいと思います。
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