米ビルボードアルバムチャート、ア・トライブ・コールド・クエストが堂々の首位!レナード・コーエンの新作が急激な伸び

ヒップホップ・グループ、ア・トライブ・コールド・クエストの6thアルバム『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユアー・サービス』が、No.1デビューを果たした!今週の米ビルボード・アルバム・チャートでのことだ。

前作『ザ・ラブ・ムーブメント』(1998年)から、およそ18年ぶりとなる新作、『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユアー・サービス』は、ア・トライブ・コールド・クエストにとって最後のアルバムになるとメンバーが話していて、今年3月に糖尿病による合併症のため死去した、メンバーのファイフ・ドーグの追悼作ということもあり、様々な話題性を受け、初動枚数は135,000枚と、高セールスをマークし、堂々の首位デビューを果たした。

彼らのNo.1獲得は、1996年に発売された4thアルバム『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ』以来20年ぶり、通算2作目となる。こういった話題性もあってか、UK(英国)チャートやカナダ、ニュージーランドでも、自己最高位を更新するヒットを記録中。彼らは、本作を引っさげて最後となるであろう、ワールドツアーを行う予定。

いよいよ迫るホリデー・シーズンに向け、ペンタトニックスの『ペンタトニックス・クリスマス』が、今週2位に浮上し、前シーズンのクリスマス・アルバム『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』も、36位から18位へ急上昇した。カントリー界の大御所、ガース・ブルックスと妻であるトリシャ・ヤーウッドとのデュエット・アルバム『クリスマス・トゥギャザー』は、11位に初登場。このアルバムも、ホリデー・シーズン中は売上を伸ばすことが予想される。

先週の48位から7位へ、一気にジャンプアップしたのは、カナダ出身のシンガーソングライター、レナード・コーエンの『ユー・ウォント・イット・ダーカー』。本作は、今年10月21日に発売されたばかりの、自身14作目となるスタジオ・アルバムだが、11月10日に死去したことを受け、一気にセールスを伸ばし、自身2作目となるTOP10入りを果たした。本作の他にも、13位にはベスト盤『エッセンシャル・レナード・コーエン』がデビューしている。

9位には、スティングの新作『ニューヨーク9番街57丁目』が初登場。前作『ザ・ラスト・シップ』(2013年)から3年ぶり、通算12枚目のスタジオ・アルバムで、1985年のソロ・デビュー作『ブルー・タートルの夢』から10作目、ポリス時代のアルバムを含めると、14作目のTOP10入りを果たした。

次週は、ブルーノ・マーズの新作『24K・カラット』が2作連続の首位デビューを果たすか、注目が集まる。また、11月20日に開催された【アメリカン・ミュージック・アワード2016】の影響により、ドレイクやリアーナなど、各アルバム賞受賞者たちの作品がランクアップすると思われる。

◎【Hot200】トップ10
1位『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユアー・サービス』ア・トライブ・コールド・クエスト
2位『ペンタトニックス・クリスマス』ペンタトニックス
3位『トロールズ』サウンドトラック
4位『シュリムライフ2』レイ・シュリマー
5位『ヴューズ』ドレイク
6位『ハミルトン』サウンドトラック
7位『ユー・ウォント・イット・ダーカー』レナード・コーエン
8位『コラージュ』ザ・チェインスモーカーズ
9位『ニューヨーク9番街57丁目』スティング
10位『コズミック・ハレルヤ』ケニー・チェズニー

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