熊本出身の武田真一アナが紅白総合司会に決定、被災地へ「元気や勇気を」

紅白の総合司会に「NHKニュース7」(毎日後7・0)を担当する同局の武田真一アナウンサー(49)が決定した。歌番組の司会は初めてだが、24日に行われた紅白初出場組の会見進行もスムーズにこなした。

武田アナは報道陣の前に笑顔で登場すると「フラッシュが…来た!」とまぶしそうに切り出し、「普段ニュースを担当していますが、(紅白前半終了後に放送される)合間のニュースではなく、総合司会を担当します」とあいさつ。報道陣を笑わせる一方、AKB48の特別企画を発表する前には、登壇したメンバーたちの表情を見ながら「その不安はまさしく的中です」とさわやかに指摘、早くもユーモアを発揮した。

4月に震災に見舞われた熊本市出身。県立熊本高卒で高校時代の同級生と結婚し、2児の父でもある。筑波大第一学群社会学類を卒業後の1990年に同局入り。「災害報道は自分の原点」が信条で、熊本地震の際には特番の司会もフル回転でこなし、安定感のある実力を買われての抜擢となった。

紅白の抱負については「今年から4年間、紅白のテーマは『夢を歌おう』。故郷の熊本地震や東日本大震災の被災者のほか、先の見えない苦しい状況にいる方々に、来年も頑張ろうと思っていただける元気や勇気を届ける番組にしたい」と宣言。本番では紅組司会の女優、有村架純(23)、白組司会の嵐・相葉雅紀(33)の頼れる補佐役となりそうだ。

なお、ラジオ中継は同局の二宮直輝アナ(32)と寺門亜衣子アナ(31)。ウラトーク司会はバナナマンと同局の橋本奈穂子アナ(36)が務める。

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