ライブで最も大切なことといえば、ミスなく無事に演奏を終えること。
ではないです。
どうしたら来てもらったお客様に楽しんでもらえるかを考えることです。
一言で言えば、ライブパフォーマンス。
よく初心者バンドでありがちなのは、棒立ちで演奏に必死なプレイヤーです。
なぜこのような出来に仕上がってしまうのかというと、単純にその練習をしていないからです。
だったらパフォーマンスに重きを置いた練習をすればいいわけですが、経験の少ないバンドマンにとっては、なかなかそうはいかないのです。なぜなら、冒頭でもあったように、「ミスなく演奏を終える」ことが念頭にあるからです。
ミスなく演奏できるようになったら、より安定した演奏ができるように、さらに演奏技術を磨いていく。
そうやって自主練習やスタジオ練習を重ねて、いざ本番になると、演奏はうまくいってもパフォーマンスが充分に発揮できず、見ているお客様の記憶にとどめることができない。それでは悲しいです。
せっかく時間を割いて練習を積み重ねて来たのですから。
なので今後、初心者や経験の浅いバンドに是非取り入れてもらいたいのが、ライブを想定してのスタジオ練習です。
本番とスタジオ練習の決定的な違いは、それぞれのプレイヤーの向いている方向です。
スタジオ練習ではお互い向き合って練習していますが、本番はメンバー全員がお客さんの方向を向いているのです。
ライブが決まってからのスタジオ練習では、全員が同じ方向を向いて演奏をする練習を取り入れてください。
それに慣れて来たら、今度はパフォーマンスの練習です。
曲にはキメが所々あるので、そこのアクションをメンバー同士で話し合ったり、スマホで撮って、見返したり、
個人練習でもステージに立った時のイメージをしながら練習するなど、
いろいろと試行錯誤しながら、どのようにパフォーマンスをしていくのかを少しずつ決めていきましょう。
パフォーマンスの見本となるような動画もYouTubeに投稿されているので、そちらを参考にするのもいいでしょう。
そして、ライブが間近に近づいて来たら、パフォーマンスを含めて演奏のクオリティーを高めていくように練習していきましょう。
以上がライブに向けての練習ですが、
ライブ当日においても、今後のためにライブの様子を動画に収めておくことをお勧めします。
友達に撮ってもらうのもいいですし、ライブハウスによっては、ライブの様子を随時撮影しており、それをDVDに焼いてもらうこともできます。別料金かかりますが、ここは今後のパフォーマンス向上のためです。
パフォーマンスだけでなく、音作りや演奏のクオリティーも含めて客観的に自分たちを見ることができ、「あの場面がイマイチだな」とか「もっとこうしたほうがいい」というような、より具体的な反省ができます。
以上を繰り返すことで、ライブパフォーマンスを向上していくことができるので是非やって見てください。
上達には近道やコツなどはなく、トライアンドエラーを繰り返すことでしか向上していくことができません。
一つの大成功のライブを作り上げるには、たくさんの失敗をしなくてはいけないのです。
これまでの経験は決して無駄にはなりません。
仮に今までライブはイマイチに終わっていたとしても、1年後には見違えるほどのライブパフォーマンスができているかもしれません。
みなさんの音楽活動を応援しています!
ではまた!
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